Life goes on… パパが星になっちゃった。

夫が突然死して一年ちょっと。半廃人生活。

似た顔がカップルになるのか。カップルの顔は似てくるのか。

眠れない夜にスマホで遊んでいたら、大谷翔平選手の奥様の写真が飛び込んできた。

とても素敵な方! 目も冴えてますます眠れなくなる。

 

長身でお似合いだなー。と多くの方と同じような思いが胸に浮かんだ。

そして、奥様が大谷選手のお母様に似てるとも言われているけど、

私は、お二人自身がそっくりだと感じた。

纏っている空気も同じだけど、顔のパーツも似ていると思う。

 

ご夫婦やカップルで顔が似ている、という話はそこそこよく聞く。

最近ではみちょぱさんと大倉士門さんもほぼ同じ顔だとか。

 

何かしらの深い縁があるんだろう。

 

歳月を重ねて同じ顔になってくるご夫婦もいらっしゃる。

若いころはそうでもなかったけど、最近似て来たよね、なんて、時々聞く。

 

同じものを食べ、同じ時を過ごし、感情のやり取りを積み重ね、

縁を紡いできたのだろう。

 

 

私と夫は、まったくもって、似ていなかった。最期まで。

少しくらい、似てくるような時間を重ねたかった。

 

 

朝マック。

春のような陽射しが温かい今朝、

所用でまだ出勤していない。

普段はバタバタと闘いのような娘と二人の朝時間だけど、

今日はゆっくり支度ができる。

 

外を見れば、子供たちがわちゃわちゃと登校している。

明るい笑顔の子供もいればつまらなそうな様子の子も。

小学生もいろいろあるよね。

その小さな心で日々様々な事を感じながら生きているんだろう。

 

それでも今日の空は明るく眩しい。

 

 

ひとつふたつ用事を済ませて、朝マック

朝マックは普段利用できないから、私にとっては特別感が大きい。

 

お客さんの大半は年配の方なのね。

当たり前だ、平日のこの時間だもの。

そんなことにすら気付けない生活をしているんだな、私。

 

みんな今日は何するのかな。

帰宅したら誰かと話すのかな。

何で今私の隣には夫くんがいないのかな。

あーあ、これから出勤するのかったるいな。

 

ぼーっとしながら単純な事ばかりが頭に浮かぶ。

込み入った事を考える事を、頭が拒否しているみたい。

 

そんな今朝の朝マック

さあ、そろそろ動こう。

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大丈夫なふりをしているわけじゃない。

フルタイムで事務職をしている。

勤め先は良くも悪くも同族企業の昭和な会社だけれども、

今の部署では同僚にも恵まれ、それなりに年齢を重ねたこともあり、

不満はグチで解消できる程度だ。

 

夫が亡くなった後、半月ほど休んで復職した。

周りは私に「どう声掛けしていいかわからない」と正直に伝えてくれつつ

温かく迎えてくれた。ありがたい。

私も努めて無理ない明るさを保って過ごした。

「やることが次から次へと出てきて、悲しんでいる暇も実感もない」

嘘ではなかったけど、そういって泣き笑いの顔を作って答えた。

それが一番、周りにも自分にもラクな返事だったから。

 

あれから一年と数か月。

一周忌を過ぎたあたりで事務的な忙しさは一段落し、少し余裕が出てきたのと同時に、

夫がいない日常や現実を改めて実感し、さらに気持ちは落ちていった。

 

そして今。

私は自分自身を、決して「大丈夫」とは言えない。

眠れないと思ったら過眠気味になったり、すべてにおいてやる気が無かったり、

心から楽しいとは思っていないゲームに没頭して時間を消費している。

 

けれども、家の外では笑顔で日々すごしている。

作り笑いをするほどじゃないけど。

おかげで、「大丈夫?」と聞かれることも無くなったし、

必要以上に気を遣われることも無くなった。ありがたい。

 

 

誰かの為に笑顔で過ごしているわけじゃない。

周りの為に笑顔で過ごしているわけじゃない。

自分を誤魔化すためでもない。

 

周りに気を遣われる事で、さらに自分が疲れてしまうからだ。

周りの気遣いを受け取るだけの気力精神力が無いからだ。

 

いっぱいいっぱいなの。

 

だから、笑って過ごしているの。

 

 

 

 

 

亡き実父が夢に出てきた。

父が夢に出てきた。

夫と同じ年に父も旅立った。

夢の中では私もどうしようもないワルガキのままで、父はあきれながらも見守ってくれていた。

目覚めて、父が初めて、夢に出てきたくれたことに気がついた。

そして本当に暖かく幸せな気持ちになった。

なんとなく、父は向こうの世界で暖かく穏やかに暮らせているんだなと感じた。

 

いつの日か、夫も昔と変わらない姿で、夢に出てきてくれることをそっと待っていようと思う。

はじめまして。

一年と少し前、夫が急死しました。

朝まで元気だったんだけどね、夕方私と小学生の娘が帰宅したら、

リビングで倒れていました。

 

急性心不全

 

その日から、私という人間が変わってしまった。

笑顔にはなれるけど、心の底から笑えることはない。

長く勤めている会社には変わらず出勤しているけれど、

ひとたび職場を出れば、すべてにおいて何もやる気が出ない。

掃除はしない、片付けもできない、食事もつくらない…。

スマホゲームで時間をやり過ごしてる。

 

でも、

私には娘がいる。

この子のためにも、このままじゃいけない。

 

前向きになれなくても、もう少し地に足をつけて生きていきたい。

そんなきっかけのひとつになればと、ブログをはじめてみることにしました。

 

死別シングルマザーの日常を取り留めもなく記してみようと思います。